第４の規律：
アカウンタビリティのリズムを生み出す

毎週各チームで成功を称え、失敗を分析し、必要に応じて軌道修正するシンプルなプロセスを実施することで、最高のパフォーマンス管理システムを構築できます。

アカウンタビリティのリズムとは、チームを最重要目標（WIG）にフォーカスさせるための定期的で頻繁なミーティングのリズムです。このミーティングは毎週、場合によっては毎日行います。できれば20分以内で終わるようにします。この短い時間で、チームメンバーは、スコアを動かすためにコミットした取り組みの達成度を確認し合い、アカウンタビリティを保ちます。

一週間に一度というリズムだけでなく、そのミーティングでチームメンバーがコミットメントを行うことも、第4の規律を成功させる秘訣です。チームメンバーは一人ずつ、「スコアボードのチームパフォーマンスに大きな影響を与える、今週の私にできる1つか2つの最も重要なことは何か？」というシンプルな質問に答えます。ミーティングではまず、各チームメンバーが先週のコミットメントを達成できたかどうかを報告します。次に、コミットメントによってスコアボードの先行指標または遅行指標を動かせたかどうかを報告します。最後に、今週の自分のコミットメントを発表します。

メンバーは、上からの指示よりも、自分自身の考えにコミットするものです。メンバーが上司だけでなく同僚に対してコミットメントを行うと、そのコミットメントは、仕事のパフォーマンスに関するものに留まらない、個人的な約束になります。

自分たちが最重要目標に直接貢献していることを確認できると、チームは勝っていることを確かめられます。勝っているという事実ほど、やる気とエンゲージメントを促すものはありません。