多かれ少なかれ、どの家庭も問題を抱えています。そして、家庭を取り巻く環境は急速に変化し、家族に関する問題は複雑さと深刻さが増すばかりかもしれません。飛行機が乱気流に遭って針路から外れても、軌道修正して本来のフライトプランに戻り、目的地に辿りつくように、家族の関係が今どのような状況にあっても、 「７つの習慣」という地図を使ってビジョンを共有することで、バラバラになった家族を軌道修正していくことができるのです。すべてのアプローチは「あなた」から始まります。あなたの家族において、あなた以上の専門家も、あなたの代わりもいないのです。 状況を変える努力や原則に沿って生活することはとても大変なことかもしれません。しかし、原則を無視したまま生活し続けることはもっと大変なことなのです。本書を通して自分の人生にとってかけがえのない家族を見つめなおし、家族とともに生きる喜びや豊かさを再認識することができるでしょう。

【本書の主な内容】

序章：自分の決めた進路どおりに進めない？　でも大丈夫！

第一章：第一の習慣　主体性を発揮する

まずは自分が変わってみよう

第二章：第二の習慣　目的を持って始める

「家族のミッション・ステートメント」を作ろう

第三章：第三の習慣　重要事項を優先する　

嵐のような毎日のなかで家族を優先する

第四章：第四の習慣　Win-Winの考え方

「私｣から「私たち」へ

第五章：第五の習慣　理解してから理解される

感情移入のコミュニケーションによって、家族の問題を解決してみよう

第六章：第六の習慣　相乗効果を発揮する

おたがいの違いを尊重し、家族を一つにまとめあげよう

第七章：第七の習慣　刃を研ぐ

「我が家の伝統」でリニューアル

終章：生存から安定、成功、そして意義へ

【『7つの習慣　ファミリー』を讃える人々】

原則中心の家庭生活を取り上げているすばらしい本である。家族関係が壊れ、暴力が急増している現在、どの国のどの社会においてもまことに時宜にかなったものと言えるだろう。

―アルン・ガンジー（「非暴力主義研究所」創立者、マハトマ・ガンジーの孫）

本書の出版により、コヴィー博士のライフワークが社会の基盤である家族に広がることになる。多くの家族の現実的な事例が、大切な人間関係を強める大きなヒントになるだろう。

―トム・カリー（「USA　トゥデー新聞社」元社長）

家族の絆を強くすること以上にすばらしい仕事はない。コヴィー博士はこの点に関しては精通しており、全世界の人々がこの本を読み、その恩恵を受けることを願ってやまない。

―ブレイク・M・ローニー（「ニュー・スキン」会長）

『7つの習慣　ファミリー』は、原則・常識・事例に見事にバランスさせながら、職場の生活と私生活の衝突を解消してくれる。優先順位を正しくすることで、この双方における成功が必ず実現できるはずである。

―ドナルド・ソダークイスト（「ウォールマートストアーズ社」元副社長）

本書は思慮深く心にしみるような方法で、コヴィー博士と妻のサンドラが打ち出している原則を、生活の最も大切な場面、つまり家族において、どのように応用すればよいかを明確に示している。

―ジョン・ペッパ（「P&G」元会長）

家族関係を育成するためには、決意・謙虚さ・辛抱・許し合う心が必要である。コヴィー博士による本書は、「最も大切な仕事は家族の中で行われるものだ」ということを思い起こさせてくれる。

―クレッグ・コールマン（「リーダーズ・ダイジェスト誌」元編集長）

『7つの習慣　ファミリー』は、この難しい時代に生きぬく家族関係について、驚くべき創造法を私たちに提案し、それを築くための実践的な考え方を教えてくれる。

―ジョン・グレイ（作家）