コヴィー博士の叡智をビジネスに生かす。産業の時代の「モノ型パラダイム」とはまったく異なる「全人格型パラダイム」によって、知識労働者の時代に求められるリーダーシップを明らかにします。
本書は、『7つの習慣』『7つの習慣 最優先事項』『第3の案』『第8の習慣』『7つの習慣 原則中心リーダーシップ』などから、産業の時代から知識労働者の時代に求められるリーダーシップとは何かをわかりやすく紹介しています。現代のマネジメント手法の多くは、工業・産業時代のままにとどまっており、直面する問題を解決できません。また、人材活用の面でも、いまだに飴あめと鞭むちでモチベーションを高めるという考え方が幅を利かせています。鼻先にニンジン(報酬)をぶら下げて、後ろから鞭むちで尻をたたく(恐れと懲罰)方法です。問題なのは、経営者、管理職・マネージャーたちが、この現代の知識労働者の時代においても、いまだに産業の時代の管理型モデルを知識労働者に適用しているのです。
産業の時代のモノ型パラダイムでは、与えられた職位や地位と考えられていましたが、新しい考え方では、自らの選択ということになります。マネジメントに関しても、産業の時代はモノと人を管理するというパラダイムでしたが、新しいモデルでは、モノは管理しますが人は解放します。これは、産業の時代の「モノ型パラダイム」とはまったく異なるパラダイムです。コヴィー博士は、知識労働者時代に必要なパラダイムを、「全人格型パラダイム」と呼んでいます。全人格型パラダイムをベースにした、「リーダーシップの4つの役割」(模範になる、方向性を示す、組織を整える、エンパワーメントを進める)を果たすことで、飛躍的な生産性向上を引き出し、成果を上げることができるのです。
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●主な内容
- 第1章 インサイド・アウトのパラダイム
- セッション1 セルフ・リーダーシップとは
- セッション2 インサイド・アウト
- セッション3 信頼性
- セッション4 パラダイム
- 【ケーススタディ】インサイド・アウトのパラダイム
- 第2章 自ら選択する
- セッション5 自分が歩く道は自分で選択できる 刺激と反応
- セッション6 人間だけが持つ四つの能力によってスペースを開ける
- セッション7 自分を自分で限定する三つの決定論
- セッション8 主体性とは責任を果たすこと
- セッション9 四つの能力を育てる
- 【ケーススタディ】四つの能力を使う
- セッション10 単なる関心か、影響できることか 成長のカギは影響できることにある
- セッション11 流れを変える人になる トリム・タブ
- セッション12 率先力を発揮する
- セッション13 リーダーシップを発揮する言葉
- 第3章 自分はどこに向かうのか 〜ビジョンの力
- セッション14 第一の創造と第二の創造
- セッション15 ミッション・ステートメントを記す
- セッション16 ミッション・ステートメント・ワークショップ
- セッション18 役割
- セッション19 刃を研ぐ
- 第4章 ビジョンを実現する目標設定と一週間の計画、実行
- セッション20 目標と戦略計画に落とし込む
- セッション21 目標設定の不安
- セッション22 四つの能力を活用して目標を設定する
- セッション23 役割に基づいた一週間の計画
- セッション24 「時間管理のマトリックス」第Ⅱ領域の活動を実行する
- セッション25 一週間を計画する
- セッション26 デリゲーション
- セッション27 戦略か実行か、戦略を実行するための4つの規律
- セッション28 実行をマネジメントする〜第1の規律
- セッション29 実行をマネジメントする〜第2の規律
- セッション30 実行をマネジメントする〜第3の規律
- セッション31 実行をマネジメントする〜第4の規律
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- コンピレーションブック