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「チームが機能している」の本当の意味とは。企業のリーダーに求められる信頼

企業において、さまざまなプロジェクトを遂行していくために、チームが適切に機能することが欠かせない。
しかし、ただそれぞれに業務を割り振ったり、ただ納期や期日を淡々と守ったりしていれば「チームが機能している」といえるだろうか。

 

スティーブン・M・R・コヴィーは、チームを適切に機能させて生産性を高めるために大切なことを説いている。

信頼は、生活の質を支配する基本的かつ永遠の原則である。我々が私生活や職場で経験する繁栄や活力、幸福のレベルは、信頼の有無によって大きく左右される。個人的な関係に限らず、組織やチーム、社会、業界、さらには国家においても同じである。信頼は、我々に能力と権限をもたらす触媒であり、強固な文明社会のあらゆる部分を紡ぎ合わせる役目をする。だが、我々の多くは、信頼の効果にも、自分たちが信頼に依存していることにも、実際に信頼を失うまでは気づきもしない。

(スティーブン・M・R・コヴィー『信頼マネジメント』キングベアー出版)

 

ここに記されてあるとおり、「信頼」は企業でチームを適切に機能させるためだけでなく、職場や普段の生活にまで良い影響をもたらす。

互いに信頼し合っているチームで働くと、ストレスが少なく、何事もスムーズに進めることができる。
また、もし何かうまくいかないことがあったとしても、信頼し合っているので摩擦が少なく「調整」という形を取ることでチームが円滑に機能する。

もし、信頼関係を築くことができていなかったら、それぞれの能力によって業務は進んでいくかもしれないが、何か意義のある仕事をしようと思ったときに、そのチームは崩れていくことになるだろう。

 

信頼は明らかに原則である。意識するかしないかにかかわらず、我々は信頼の存在が世界の意義を高め、人間関係の価値を深めてくれると思い込んでいる。だからこそ、信頼を裏切られたときのショックは計り知れないのだ。

(スティーブン・M・R・コヴィー『信頼マネジメント』キングベアー出版)

 

信頼関係を築くために、また、それを壊さないためにどうしたらいいか。それは、ぜひ本書や研修において知っていただきたい。

「気持ちの問題だろう」「精神面で業務は進まない」と侮るなかれ。
リーダーが信頼を意識することで、それは周囲に波及し、企業の中でも生産性高く機能していくチームを作りあげていくことができるだろう。

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