人材教育担当の課題
2020年秋。
この季節、多くの企業で次年度の計画策定の時期を迎えられており、HR部門でも次年度の教育研修の計画を立案されていらっしゃる頃と思います。
そのための情報収集や社内での調整にご苦労されている方も多いことと拝察いたしております。
特に今年度はCOVID-19により当初の計画を変更せざるを得なかった場面も多々あったのではないでしょうか。
一方、この経験値はこれまでになかった貴重な経験として蓄積され、新常態の中での企業活動のベースとなったのではないかと感じております。
ではそのような新しい時代の中で「本質的な人材育成」を行っていくにはどのような視点が必要なのでしょうか。
今年の経験が教えてくれたことは「短期的視点では大きな変化に対応できない」ということではありませんか?
企業戦略は激しい変化の中で柔軟に変えていく必要があります。
しかしその戦略の目的は「ミッション・ビジョン」の達成にあります。
つまり中長期の視点をしっかりと定め、その達成のために何を優先すればよいかを明確にすることです。
人材育成についても同じことが言えます。
2025年に向けて求められる人材スキル
その一つのヒントとして、2020年10月20日に世界経済フォーラムより「仕事の未来2020」というレポートが発表されました。
このレポートでは2025年までに求められる人材スキルTOP15が以下のように発表されています。
参照:The Future of Jobs Report 2020 by World Economic Forum, 2020.10.20
ご覧いただくようにTOP15にあるスキルはこれまでも重要なスキルと考えられてきたものが並んでいますが、意外だったのはテクノロジーに関するものがTOP5になかったことです。
AIやDXの必要性とそれらをベースとした社会構造の変化が予想される中でもビジネスパーソンに必要とされる基本スキルは時代の変化に関わらず原則的なスキルがベースになっているといえるのではないでしょうか。
またもう一つ、改めて感じることはいわゆる「論理的思考」、「分析的思考」に関する項目と並んで「主体性」、「リーダーシップ」、「柔軟性」、「感情的知性」といった「人間性」に関する項目が多く挙げられている点です。この「人間性」の重要性については下記グラフの「各スキルグループの総体的重要性の変化」を見ても明らかです。
参照:The Future of Jobs Report 2020 by World Economic Forum, 2020.10.20
「Self-Management」や「Working with People」といったスキルの重要性が今よりも更に増していくという結果になっています。
2025年に向けてどのように人材教育にアプローチするか
これらの結果を見るとコヴィー博士が言うように、「効果性」、つまり得たい結果を長期的、継続的に得続けていくためには、「個性(知識やスキル等の能力)」と「人格(誠実さや意図)」の両方が源泉であること、それはいつの時代も変わらない原則であることが分かります。
では、私たちはこのような「人間性」、「人格」をどのように成長させていけばよいのでしょうか。
フランクリン・コヴィー・ジャパンが提供する「7つの習慣®︎SIGNATURE EDIRTION4.0」では「人格の成長」にフォーカスし、「効果性の原則」に基づく各習慣を身につけ、実際のビジネスシーンの中でどのように実践していくかを自分自身のアクションにまで落として考え、自分自身にコミットしていただきます。
重要なのは「行動変容」です。
「知っている」状態から「している」状態へと導くためのフレームワークをご提供し、かつそれを定着させるプロセスについてもご紹介してまいります。
次の5年間がここまでの5年間よりも更に速く、激しい変化にさらされるであろうことは既に自明です。
その変化の中でもより高い成果を得続けるための人材育成のプロセスを「7つの習慣®︎SIGNATURE EDIRTION4.0」プログラム説明会にてぜひご体験ください。