一つのものの見方(パラダイム)から、別の見方に移行した時、人は大きな変化に直面します。
これをパラダイムシフトと呼びます。
私は「7つの習慣」の研修で、とある受講者(Aさん)のパラダイムシフトの体験談を教えてもらいました。
ある平日の夜、電車内の椅子に横たわって寝ている中年男性を発見しました。
周りの人はジロジロ見ながら、その中年男性の近くを避けるようにしていました。
Aさんはその中年男性に声をかけて起こして、同じ駅で降りました。
そしてこの中年男性から、その日にリストラにあい、やけ酒をしていたのだと聞かされました。
Aさんはしばらくその中年男性の話を聞いてあげ、しばらくしてから
「少し気持ちが軽くなりました。話を聞いてくれてありがとうございます」と男性は帰って行きました。
Aさんはこの出来事から、人を見たままに判断するのではなく、何か事情があるに違いないという前提で人を見るようになったそうです。
上記のように一瞬でパラダイムシフトが起こることもあれば、長い期間かけてパラダイムシフトすることもあります。
例えば学生から社会人に社会的立場が変わった時、海外での留学や長期間の旅行、現場人間だった人が管理職に昇進した時など。
これらは時間の経過、経験、知識、関わる人間関係によってゆっくりとパラダイムシフトして行きます。
生活の中に比較的小さな変化を起こしたいのなら、態度や行動にフォーカスすれば良い。
しかし大きな変化、劇的な変化を望むなら、土台となるパラダイムを変えなくてはなりません。
ではどのようにパラダイムを変えていけるのか。
次回のブログをお楽しみに…