いよいよ、明日からGWという方も多いのではないでしょうか。
10連休、「自宅で過ごす」という予定の方が7割という調査結果もあるようです。
人それぞれの過ごし方があるかと思いますが、何をしようか迷っているという方がいらっしゃれば、この機会に読書の時間を取ってみるというのはいかがでしょうか。
今回は弊社コンサルタントの佐藤、上條、山田のオススメ書籍をご紹介させていただきます。
佐藤亙のオススメ書籍
テレビドラマ化された事でも知られているが、どこまでが事実で、どこまでが落語の演出なのだろうかとわからない程に痛快な語りが続く。
登場人物はそれぞれ抜きん出て滑稽であり、バイタリティーがある反面、悲しいくらいの弱さも備えている。それが褒められるべき事由であるかどうかは別として、誰もが人としての凄みを感じさせるのが不思議であり、大きな魅力だ。
この噺は自分の仕事にどう使えるかなどと野暮な事は考えずに、ただただ体感して、何が自分の中にろ過されて残るのかを確かめてみることで、人間の本質に関する理解が少しでも進むような、そんな効能を感じる。
「イノベーション・オブ・ライフ」 著者:クレイトン・クリステンセン
クリステンセン教授は弊社の社外取締役の立場でありながら、かつては「イノベーションのジレンマ」、最近では「ジョブ理論」で脚光を浴びた、世界でも高名な思想リーダーの1人である。
この「イノベーション・オブ・ライフ」では、彼の主要な思想である Job to be done (成されるべき仕事)をいかに自分のキャリア設計、人生設計に活かすことができるかについて考える機会を与えてくれる。自分の時間とエネルギーを何に投資するのか、この大切な選択を私たちは日々無意識に行なっていることがほとんどであるが、本書では、その投資に対する考え方を根本的に見直すための示唆と機会を与えてくれる。
上條富彦のオススメ書籍
「人間いかに在るべきか」を「大学」は如何に人を治めるか、「小学」は如何に自己を修めるかについて、二千年前の法則(原則)から紐解いた本です。表現こそ違っていますが、多くの内容が「7つの習慣」と重ねることができます。管理職の方、人材開発の担当者にお勧めです。
そろそろ人生の後半、特に50歳以降の人生を考え始めている人にお勧めです。
「林住期」とは人生を4つの時期に分けて考えた古代インドの考え方で、50歳から75歳までの25年間を指し、著者は人生のクライマックスは後半の「林住期」にあるとし、その生き方について様々な視点から示唆しています。ミッションステートメントの見直しを考えている人にもお勧めです。
ベタではありますが、まとまった時間があるときに集中して読みたい本です。
新しい時代を創るにあたって活躍した人々を、秋山兄弟を中心に描いていますが、読み方によっては、リーダーシップの教則本として素晴らしい教材であると思います。
山田路子のオススメ書籍
日本における組織開発研究の第一人者、南山大学の中村先生の著書。組織開発とは人の関係性やプロセスに働きかけ、自己成長を促すアプローチです。研修を提供するだけの人材教育から抜け出すヒントが欲しい人事・人材開発ご担当の方へ、真面目におすすめする一冊です。
「手で書くこと」が知性を引き出す
心を整え、思考を解き放つ新習慣「ジャーナリング」入門 著者:吉田典生
書く瞑想"「ジャーナリング」の入門書。理論背景や実践方法の紹介に加え、全24のワークのテーマが用意されており、ワークブックのように直接書き込みができます。GW中、毎朝一テーマずつ挑戦してみると、新しい自分を発見できるかもしれません。
フランス印象派の芸術家とその周りの人々との交流を、豊かな想像力と繊細な表現力で描いています。原田マハさんは小説家になる以前、美術館のキュレーターとして活躍されていました。史実と芸術作品からインスピレーションを得て、こんな世界が生まれる事に驚かされます。
以上になります。
いかがでしたでしょうか。何か気になる本がありましたら、ぜひGW中に手にとってみてください。
もちろん、ここで紹介していない本でも、積ん読状態になっている本があれば、ぜひ読み進めてみてはいかがでしょうか。
今後も定期的に、このようにお勧め書籍などもご紹介をさせて頂ければと思います。
最後に、上記にも登場した上條と、
弊社の営業パフォーマンス研修「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」担当コンサルタントの田路、
取締役副社長の竹村の書籍を最後にご紹介させていただきます。
こちらも、もしよろしければ、ぜひ。
それでは、皆様、良いGWをおすごしください。