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タイム・マネジメント4.0 ソーシャル時代の時間管理術

人生は手帳で変わる

[for All]

完売しました

著者 竹村富士徳
定価 1,600円(税別)
商品番号 60642
発行年月日 2011年12月25日
発行 プレジデント社

大きく変わった価値観

 2008年の世界中を揺るがしたリーマンショックにはじまった構造的ともいえる不況によって、そして何より、3.11以降、日本人の価値観は大きく変化し、物質から内面、効率から効果・貢献、「私」から「私たち」へと大きく変化を遂げました。今多くの人が、効率・能率だけを追い求める時代は終わったと語っています。
 最近、『7つの習慣』をはじめとして、原点回帰、原則回帰と呼ばれるような現象が起きています。『7つの習慣』には、副題として「成功には原則があった!」とありますが、成功とは、決してマネー&パワーという意味だけの成功ではなく、スティーブン・R・コヴィー博士が、「偉大さ」には、「primary greatness(第一の偉大さ)」と「secondary greatness(第二の偉大さ)」があり、人として成長していくという「第一の偉大さ」なくして「第二の偉大さ」を得たところで、人生において長期的に望む結果を手に入れることはできないと語るように、本書のテーマである貴重な「時間」を、この「第一の偉大さ」を築き上げるために活用することが私たちには必要です。

効率から効果、協業・相乗効果へ。新しいタイム・マネジメントの考え方

 従来、タイム・マネジメントの考え方というのは、短時間でいかに多くの成果を生み出すことができるか、無駄な時間をいかに過ごさないか、ということが論点でした。現在でももちろんそういった側面はありますが、果たして、現代社会においても、効率・能率だけを追い求める時代なのでしょうか。
 タイム・マネジメント4.0の次の特徴は、自分一人だけ成功すればいいという考え方ではなく、周囲の人たち、あるいは社会の人たちとの豊かな人間関係を築くことを重視している点です。私たちは、一人で生きているわけではありません。生活においても仕事においても、さまざまな役割を果たしながら日々の活動を行なっています。
 そもそも時間管理とは、貴重な時間を無駄にしないということですが、無駄にしてはいけないのは自分の時間だけではありません。ビジネスやプライベートにおける人間関係において、大切な周囲の人たちの時間まで無駄にしてしまうのが、最も罪深きことではないでしょうか。
 タイム・マネジメント4.0は、自分一人で完結するのではなく、周囲の人との相乗効
果を発揮することを目指す、新しい時代のタイム・マネジメントです。
 長期にわたる成果、貢献に基づいた信頼関係、そして相乗効果。以上の三点が、これまでのタイム・マネジメントとタイム・マネジメント4.0が大きく異なる点です。すなわち、それを実現するために持たなければならない考え方およびスキルが、タイム・マネジメント4.0なのです。

 

『タイム・マネジメント4.0 ソーシャル時代の時間管理術 』の主な内容

【目次】

第1章 変わる価値観。ソーシャル、イノベーション、そして人格
変わる企業環境と変わる価値観 
タイム・マネジメント調査から見えてきた価値観の変化 
ソーシャルコミュニティの時代 
人の交流からイノベーションは生まれる 
「モチベーション」が最大の課題 
求められる個人の信頼性 
一緒に仕事がしたい人、協力したい人 

第2章 タイム・マネジメント4.0とは 
効率から効果へ 
工業産業時代から知識情報社会へ 
効率から効果のタイム・マネジメントへ 
効果的とは何か? 
役割を果たし、豊かな人間関係を築く 
協業、協力による相乗効果 

第3章 時間管理とは何か? 
生産性の向上 
生産性とは何か? 
時間に関する意識 
時間管理とは出来事管理である 
リーダーシップとマネジメント 
セルフ・リーダーシップの欠如 
方向性を示す 
貢献する 
セルフ・リーダーシップとは、人生の責任を引き受けること 
刺激と反応 
自責と他責 
影響の輪と関心の輪 
集中の輪 
主体性があらゆる習慣を支える
ライフ・マネジメント 

第4章タイム・マネジメントの変遷 
タイム・マネジメント1.0と第一世代ツール 
タイム・マネジメン2.0と第二世代ツール 
タイム・マネジメント3.0と第三世代ツール
実際のタイム・マネジメント観 
タイム・マネジメント4.0と第四世代ツール 

第5章 タイム・マネジメント4.0の世界 
三つの側面、効率から効果へ 
再新再生 
刃を研ぐ 
四つのインテリジェンスを磨く 
役割とバランス 
効果的とは何か? 
役割を果たし、豊かな人間関係を築く 
協業、協力による相乗効果 
相乗効果 
信頼関係を築く 
ビジョンを共有する 
第三案を生み出す 

第6章 タイム・マネジメント4.0を実践する 
生産性のピラミッド:(1) 目的 
コントリビューション・ステートメント
生産性のピラミッド:(2) 目標 
生産性のピラミッド:(3) 計画 
生産性のピラミッド:(4) 実行 
タイム・マネジメント4.0を実行するツール、フランクリン・プランナー 

付録
コントリビューション・ステートメントを導くための質問 

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