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「7つの習慣」をベースにしたリーダーシップ教育が教育現場にて生み出した奇跡の数々。
学校、家庭、新入社員といったいかなる教育現場においても原理原則は普遍だった!
本書はA・B・Combs小学校を中心とし、アメリカはもとより、カナダ、グアテマラ、日本、シンガポール、オーストラリア、ヨーロッパ、韓国においても「7つの習慣」を基にしたリーダーシップ教育を子どもたちに実践し、どのような効果をもたらしたのかを『7つの習慣 成功には原則があった!』の著者:スティーブン・R・コヴィー博士自ら著したものです。
本書においてコヴィー博士が最も伝えたかったこと、それは、原理原則の普遍さは、いかなる教育現場においても通用したということです。単に心温まる話というだけでなく、教育界に新たなレベルの希望を生み出す、実用的で独創的な手法を紹介したものといえるでしょう。教育対象を子とすれば学校関係者はもとより、親、そして対象をビジネス・パーソンとすれば管理職はもちろん、部下を持つすべてのビジネス・パーソン。リーダーシップ教育を授けたい方すべてに勧めたい1冊です。
親・企業が学校に求めたものは “リーダーシップ”だった。 学力よりも優先されるべき、21世紀を生き抜くための原理原則教育がここにある。
前述のA・B・Combs小学校が保護者や地域社会の指導者へ調査をしたところ、学校に本当に求めていたものは誰一人として“成績”ではなく“リーダーシップ”だったそうです。
「リーダーシップ教育は道徳上の義務か」「今教えなかったら、いつ学ぶのか」
これらの質問を自らに問いかけ、実践した彼らの実話レポート。人間としての自我が芽生えたとは言い難い小学生に、どのような教育を、どのように行ったのでしょう。教育現場の方々の声を交えながら、コヴィー博士自ら“リーダーシップ教育”の全貌を明らかにします。
【サンプルページ】
【目次】
- すばらしすぎて信じ難い
- 親、ビジネス・リーダーや教師が学校に求めるもの
- リーダーシップ教育の青写真を描く
- 調整こそ成功の鍵
- リーダーシップ文化を解き放つ
- 世界に広がるリーダーシップ教育
- 小学校の次、さらにその先
- 手順を踏んで導入する
- 最初を思い出しながら終わる
- 原則を家庭に応用する
『7つの習慣を子どもたちに』を称賛する人々
イングリッシュ・エステート小学校に子供を通わせていることをとても誇りに思います。なぜって、リーダーシッププログラムで教えられている習慣が素晴らしいんです。友だちと仲良くする実践的なスキルなど、勉強だけではないいろいろな事を子供たちに教えてくださいます。もちろん勉強も大切ですけど、習慣は実用的な事を教えてくれるんです。私がこうした事を学んだのは、働き始めて数年後の二四歳のときでした。
ローラ・キャロル
フロリダ州ファーンパーク、イングリッシュ・エステート小学校保護者
「7つの習慣」は正しい判断をするための基礎づくりに役立ちます。我々は親として、この非常に感受性の強い年頃の子供に効果的な正しい価値観を教えようと頑張っているわけですが、その足りない部分を習慣が補ってくれるんです。自分の事を言えば、私はこの習慣を社会に出てから学んだのですが、もっと早く教えてもらえばよかったと後悔しています。
ライ・フォン・イー
シンガポール、チュアチュウカン小学校保護者
「7つの習慣」は将来のリーダーを生み出すことを主眼にしています。子供たちは小学校からリーダーになれ、大人になってもリーダーになれるんだと本気で信じるようになるんです。それで、私たちが支援している学校のことを友だちに話すとき、我々は未来をサポートしてるのよ、って言うんです。こうすることで、私たちによくしてくれた地域社会に恩返しができるんです。
ペギー・チャーング
カリフォルニア州ローズミード、パンダエクスプレスおよびパンダケアズ共同創設者
我が社では従業員にいろいろな専門スキルを要求するんですが、効果的な業務遂行を実現するためには対人関係スキルの強固な基盤が不可欠と考えています。従業員の中に「7つの習慣」を受けている者がすでに何名かおり、その内の一人がクレストウッド小学校で教えているという話を聞いてきたときに気づいたんです。その学校が目ざしている事と、うちの工場でやろうとしている事が真のWin-Winの関係にあるということに。これで地域社会にお返しができる、と。子供たちが「7つの習慣」で学んでいるライフスキルは、彼らが将来成功する上で不可欠です。
リック・レッドモンド
カナダ、アルバータ州メディシンハット、クライテリオン・カタリスト・アンド・テクノロジー社副社長
これは単なる道徳教育ではありません。忍耐や我慢、優しさだけでなく、リーダーシップを教えているのです。小学校でリーダーシップ特性を身につけた子たちがそこで終わらず、中学や高校にもこれらのスキルを持って行き、さらに生涯にわたって活用してほしい、という気持ちで我々は指導しています。
ローレッタ・ティーグ
アラバマ州ジケーター、チェスナット・グローブ小学校校長
著者 スティーブン・R・コヴィーからのメッセージ
世界は今、人類史上もっとも重大かつ困難な変化の時代を迎えている。子供たちの多くはこの時代を生き抜く準備ができておらず、子供たちは自分の頭で考え、指導力を発揮し、他人と協調し、問題を解決する能力を磨かなければならないのだ。
企業の経営者たちは、今日のグローバル経済のニーズに即した強力な技能や人格を備える人材の不足に頭を痛めている。彼らが求めるのは、自発的で創造性に溢れ、確かな倫理観を身につけた若者だ。本書は、次世代を担う子供たちに21世紀の難題と機会に挑む能力を習得させようと、全世界の卓越した学校、親、ビジネスリーダーたちが奮闘する姿を紹介するものである。
教室でも家庭でも、リーダーシップスキルを日々の生活に応用するのが早すぎるということはない。本書は、すでに全世界で信じ難いほどの成果を上げてきた数々の手法や実例をもとに、こうしたスキルは普段の生活に容易く応用できることを実証している。今の子供たちやその親、教育者、企業が直面している課題の多くに対するタイムリーな答えであり、21世紀の世界的ニーズを完全に満たすものである。